「ごほうび」は豪華すぎると逆効果だよーって実験
「やりがい」と「楽しさ」の両立はなかなかむずかしいわけです。
「やりがい」だけ追い求めるとなんだか虚しい人生になりますし、「楽しさ」だけ追い求めると怠惰になってしまう…
うーん、むずかしい。
さて、私はあまりお金に対する執着がないんですが、イギリスのリチャード・ワイズマン博士の「ごほうび」に関する実験が少し気になったので紹介します。
これは参加者を「かなり高額の謝礼がもらえるグループ」と「ごくわずかの謝礼をもらえるグループ」に分け、1時間公園のゴミ拾いをさせたもの。
その後、楽しさを10点満点で尋ねたところ、
- 謝礼の多いグループは平均がわずか2点!
- 謝礼の少ないグループは平均がなんと8.5点!
だったそうです。
ここまでちがうもんなのか。
たしかにあまりに高額もらえるとなると変に勘ぐってしまって心から楽しめないのかもしれませんね。
私なんかはただの散歩でも「楽しかった」と思えますが、父親に「1000円あげるから散歩行くぞ」と誘われても楽しめないんだろうなぁ。もちろん得した気分にはなりますが。
この実験では「楽しさ」を尋ねたからこういう結果になったんだろうなーとは思いますけどね。
「やりがい」を聞いたら結果はどうなるのかなー。
というわけで、報酬では楽しさは変わらないので、「作業に対する心の持ちよう」に気を付けようかなーと思います。