がんばらない

いつかPROにします

フェイスブックを使う人の特徴を調べたぞーって研究

 

皆さんフェイスブックは使いますでしょうか?

 

日本人の場合はTwitterInstagramの方を好んでいる印象なので、「フェイスブック」ではなく「SNS」という括りにしたら使う人は多いと思います。

 

私は最近ではかなーり減りましたが、学生時代なんかはスマホ依存症かなと思うほどのめり込んでた時期もありました…

 

 

というわけで、ロイヤルメルボルン工科大学が2011に行った研究(1)を紹介しますー。

 

手順とか

実験の対象は、インターネットを利用する18~44歳のオーストラリア人1,324人。

そのうちフェイスブックユーザーは1,158人、そうでない人は166人だったとのことです。

 

参加者は性格診断のビッグファイブテストを受けたり、ナルシスト傾向や内気さ、孤独感などそれぞれを計測しました。

もちろんフェイスブックの使用に関する質問用紙にも回答してもらっています。

 

 

フェイスブックを使う人と使わない人の違い

では結果を見ていきましょー。

フェイスブックを使う人は、そうでない人と比べて

  • 外交的
  • 誠実性が低い(不真面目)
  • 内気ではない
  • 社会的孤独感は低め
  • 自己顕示欲高め
  • リーダーシップ高め

だったそうな。

プラス面もマイナス面もあるって感じですねー。

ただ当たり前ですが、「フェイスブックを使えばリーダーシップが高まる!」という結果ではないのでお気をつけを。

 

 

どういう人がフェイスブックを長時間使うのか

では、フェイスブックを使う人の中で、どういった性格特性をもつ人がフェイスブックを長時間使ってしまうんでしょうか。

相関関係を見ていきましょう。

 

フェイスブックを長時間使う人は…

  • メンタルが弱い!(r=0.20)
  • 家族、恋愛、社会的に孤独!(r=0.15)
  • 不真面目、衝動的!(r=0.14)

とのこと。

ちなみに相関は0.1あれば「小さいけどまぁあるよ」ってかんじなので、そこそこあてになりますねー。

 

 

なので、なかなか負のイメージがついてしまいますね(笑)

ただ著者も言うとおり、サンプル数(参加者数)が大きいわけでもないので、また良さげなデータを見つけられるよう頑張ります。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。

個人的には「たしかにそうだよなー」といった印象でした。

 

今は「SNSは見るときにインストールする!見たらアンインストール!」と決めているので、だいぶ利用時間減りましたねー。

ブログ書く時間も取れなくなっちゃいますしね。

 

というわけでご参考までに。

 

 

 

 

 

 

 

科学的信憑性高めの性格診断(ビッグファイブ)の簡易版があったぞー

 

というわけでご紹介しますー(1)

 

これはTexas大学心理学部の方々が発表した2003年の論文でして、タイトルが

A very brief of the Big-Five personality domains

でして、「めっちゃ簡易だ」とあったのでついつい読んでしまいました(笑)

たしか本家のビッグファイブ診断は質問が240個くらいあったような…

 

この論文ではビッグファイブ診断の簡易版として、質問が5個のものと10個のものについて調べており、

1分程度で済むなら10個の方が信憑性も高いしいいんじゃね?

って感じになっております。

 

それぞれの相関係数は、

  • 質問が5個のものはr=0.66
  • 質問が10個のものはr=0.77

でして、どちらもかなり良い数字ではありますね。

 

ではみていきましょー。

回答は1~7点で算出しますが、

 

1・・・全く当てはまらない

4・・・どちらでもない

7・・・非常に当てはまる

 

としてください。

 

 

  1. 外交的、熱狂的だ
  2. 批判的、論争を好む
  3. 頼れる、自立している
  4. 不安、すぐ動揺する
  5. 新しい経験や複雑なことに開放的だ
  6. 控え目、おとなしい
  7. 思いやりがある、あたたかい
  8. 無計画、不注意だ
  9. 落ち着いている、感情的に安定している
  10. 型にはまった、独創的でない

 

 

 

終わりましたでしょうか?

それでは算出しますが、偶数番号の質問は点数を逆転してください。

つまり、

1点→7点

3点→5点

4点はそのまま

です。

 

そして、それぞれの質問は以下のものに該当します。

  • 外向性・・・1と6
  • 協調性・・・2と7
  • 誠実性・・・3と8
  • メンタルの強さ・・・4と9
  • 開放性・・・5と10

黄色の下線が入った質問は点数をひっくり返してくださいね。

 

合計点はそれぞれ2~14で収まるはずなんで、

2~3・・・その傾向がかなり弱い

4~6・・・その傾向が弱い

7~9・・・ふつう

10~12・・・その傾向が強い

13~14・・・その傾向がかなり強い

くらいで考えればいいんじゃないでしょうか。あくまで私の推測ですが。

 

というわけで、今後は

  • 開放性が高い人は○○という傾向がある!
  • メンタルが強い人は実は○○というマイナス面が!

といったことを書いていこうかと思います。

 

では。

 

 

 

 

【メモ】

ちなみに私は

外向性が5点(やや内向的)

協調性が10点(そこそこ協調性あり)
誠実性が7点(ふつう)
メンタルの強さが10点(ややメンタル強め)
開放性が7点(ふつう)

でした。

本家のものとほぼ同じ結果になりましたとさ。

面接の合否を決めるのは好感度だ!という研究

 

就活で悩む人、いっぱいいますよね。

 

私も

「なんで落ちたんだ…」

「いやいや、あれで受かるのかよ(笑)」

といったことは多々経験しました。

 

 

というわけで、面接の合否を左右するのは好感度だ!という研究(1)を紹介します。

 

これは2004年に行われたワシントン大学のチャド・ヒギンズとフロリダ大学のティモシー・ジャッジによる研究です。

 

研究の対象は、平均年齢21歳(男性51%、女性49%)の116名の学生でして、GPA(成績)や経験なんかを確認するために履歴書に目を通したりもしてます。

 

学生には面接でどういった戦略をとったかをアンケートで尋ねていまして、企業側には合否や学生への評価を回答してもらっていますねー。

 

その結果、

  • 面接の結果をいちばん左右したのは好感度だった!

というわけです。

 

成績や経験、面接における自己PR・気に入られようとするふるまいは、全て好感度に少し影響を与える要素ってくらいのイメージでOKかと。

 

また、面接でうまくいってた学生は、以下のようなことをして好感度を得ていたとのこと。

  • 会社を褒める
  • 面接官を褒める
  • 仕事に関係のない話題で盛り上がる
  • たくさん笑うなど、友好的な(非言語の)ふるまいを示した
  • 面接官とのアイコンタクトをしっかりした

 

まあ言われてみれば当たり前かもしれませんが、「好感度のみで面接は決まるんだ!」と考えるくらいの方が気が楽になりそうだなぁ。

 

 

成績を上げるならIQよりもメタ認知の方が大事でっせ

 

「IQが高い!」と「IQが低い!」だったらIQが高い自分でありたいと思うのが大筋だと思います。

 

ただ、研究者のマーセル・ヴィーンマンによると

  • 成績の約40%はメタ認知によるもの!IQは25%にすぎない!

とのことです。

IQよりも自分の思考をうまく管理できる方が大切なんですね。

 

というわけで、「メタ認知って何なの?」という疑問を解消していきましょー。

 

 

メタ認知って?

まず、「メタ」の意味から。

これはギリシア語に由来する接頭語で、

  • ~の後の
  • 高次の
  • より上位の
  • ~についての

といった意味があります。

 

つまり、メタ認知というのは、「認知についての認知」「より高次の認知」と解釈できます。

 

もっと詳しく言うと、

  • 冷静で客観的な判断を下す、頭の中にいるもうひとりの自分
  • 学習者にとって、自身の学び(認知)を1段高いところから俯瞰し、より良い方向へ導くこと

といったことをイメージしていただければと思います。

 

以前、長期記憶には関連付けが大事!と書きましたが、自分の学習(認知)に対してもう一人の自分が

 

「今わからないのはなんだろう」

「この本の内容をどう生かせばいいのか」

「著者がこの章で伝えたいのは何か」

「そもそもなぜ自分はこの本に興味をもった(もてない)んだろう」

 

などと質問を投げかけることで、学習内容と接点をつくりつつ思考を管理するんですねー。

 

というわけで、なかなか勉強や読書がうまくいかない場合は、自分自身と会話をしながら進めようと改めて思いました。

 

一応参考資料を。

下の方にさらに細かく書くので、混乱しない程度に読んでみてくだされー。

メタ認知で〈学ぶ力〉を高める: 認知心理学が解き明かす効果的学習法
 

 

 

メタ認知を細かく分類すると…

というわけで。

メタ認知は、メタ認知的知識メタ認知的行動から成るとのこと。

「認知するために、知識をもとに行動する」と捉えればシンプルでわかりやすいですね。

 

まずメタ認知的知識についてですが、私を例に挙げますと、

  • 自分は難しい本を集中して読めないなぁ…(人間の認知特性についての知識)

 

  • この本は慣れ親しんでいない分野である上、分厚いなぁ。(課題についての知識)

 

  • よし、とりあえず最初と最後だけ読んで大まかな主張だけ理解することから始めよう。(方略についての知識)

 

といった感じになりますね。簡単に言うと「事前準備」って認識でOKかと。

 

そんで次はメタ認知的活動。事前準備(メタ認知的知識)をもとに実践するってだけです。

 

  • よしよし、なんとなーく理解できてるな。ここは簡単だ。(メタ認知的モニタリング)

 

  • 今までの読み方でなんとか理解できそうだ。このまま進めよう。(メタ認知的コントロール)

 

といった感じ。

まあ結局言いたいのは「自分の思考を管理しようぜ!」ということなんで、メタ認知とかいう言葉に混乱させられる必要はありません。

 

以上、自分自身への声かけでした(笑)

財布に○○を入れておけば落としても安心だ!

 

度々参考として載せている『その科学が成功を決める』、まだまだおもしろネタありますよーということで。

その科学が成功を決める (文春文庫)

その科学が成功を決める (文春文庫)

 

これは作者であるリチャード・ワイズマン博士の実験。

 

まず、240個の財布を買い、メンバーズカードや割引チケットなどを入れてそれっぽくしました。

そして、財布を40個×6組に分け、それぞれ以下のものを入れました。

 

  • 赤ちゃんの写真
  • 子犬の写真
  • 幸せな家族の写真
  • 穏やかな老夫婦の写真
  • 慈善事業へ寄付したことを示すカード
  • 何も入れない

 

その結果、1週間後にはわざと落とした財布の45%が持ち主(研究者)の元へ返ってきました。

そのうちの割合は下記のとおりです。

 

  • 6%:何も入れない
  • 8%:慈善カード
  • 11%:老夫婦
  • 19%:子犬
  • 21%:家族
  • 35%:赤ちゃん

 

なんと、「財布に赤ちゃんの写真を入れると、落としたときにいちばん返ってくる!」という結果になりました(笑)

 

ただまぁ、なんとなーくわかる気もしますよね。

 

著者は「助けたくなるからじゃね?」みたいなことを言ってました(雑)

 

 

というわけで、これからは財布に赤ちゃんの写真でも入れてみようかなと思います。んなわけあるか。

認知行動療法で不眠を治しましょう

 

『ベッドにいてはいけない』がわかりやすい本でよかったのでご紹介。

ベッドにいてはいけない―不眠のあなたが変わる認知行動療法

ベッドにいてはいけない―不眠のあなたが変わる認知行動療法

 

認知行動療法って?

認知行動療法というのは簡単に言うと、「ゆがんだ認知と行動を治そうぜ」ってかんじです(笑)

 

なんとも素晴らしいのが、欧米諸国を中心に行われてきた1970年代からの研究によって、

と結論づけられているところですね。

運動は抗うつ剤よりも良いかもって話に近いなぁ。

 

 

本題に入ります

この本を読んで個人的にタメになったのが、

  • 「眠れなくても布団に入っていれば疲れがとれる」は誤り!
  • 「途中で目が覚めてもそのまま布団で横になっていればいい」は誤り!

といった点です。

 

「じゃあどうすればいいんだ!」と思いますが、本書を通して

  • ベッドは寝るだけの場所にしよう!

と主張されています。

タイトルも『ベッドにいてはいけない』ですしね。

 

 

ベッドを寝るためだけの場所にするためには?

ということで、3つ。

内容は「そりゃそうだわな」というものです(笑)

 

眠たくなるまでベッドに入らない

つまり、「22:30になった!23:00に寝るためにベッドに入って読書でもするか!」はアウトということです。

 

眠れない時はベッドから出る

著者は「10分程度経っても眠れなかったらベッドから出よう」みたいなことを言ってます。

とにかく「ベッドはなかなか眠れない場所だ…」という感覚が染み付かないようにしないといけないんですね。

 

眠ること以外にベッドを使わない

これはなかなかできていない人が多いんじゃないんでしょうか。

不眠を治す!までは目指さないにしろ、より良い睡眠を取りたいならばベッドでのスマホや読書などはやめましょう。

 

 

この本を読んで私が実践したこと

最後に。

私はベットでだらだらすることが非常に多かったです。

なんせ膝くらいの高さでクッション性があるので、まず座る・そして寝ころがるという負のスパイラルに陥っちゃうんですよね…

 

そこで私は、ベッドではなく布団で寝ることにしました。

布団も朝になったらしっかりたたんで押入れに入れてるので、そこでだらだらと過ごすことは一切なくなりました。

以前も書いたとおり、

に繋がりますね。

 

というわけで、皆さんもお試しあれー。

 

 

 

「やりたいこと」なんて見つからん!今の仕事を頑張れ!という本

 

「自分がやりたいことは何だろう…」

「好きなことを仕事にしたい!」

「好きだと思って取り組んでるけど、本当に好きなのか不安…」

 

そのように考える人、けっこういるんじゃないでしょうか。

 

私もよく考え込んでしまいます。

大学生になって選択肢が増え、就活が近づくにつれて「自分の好きなこと、やりたいこと」で迷いますよね。

 

私の場合かれこれ2~3年は考えたんですけど、なんせ好きなこと・やりたいことはなかなか見つからないし、これだ!と思っても自信がもてないんですよね(笑)

 

というわけで、カル・ニューポートさんの『今いる場所で突き抜けろ!』を読みました。

 

 

仕事の満足度に関する3つの事実

仕事に関する「やりたいこと」がある大学生はたった4%のみ!

2002年にカナダの心理学者ロバート・J・ヴァレランド率いる研究チームが大学生539人にアンケートを実施。

その結果、

  • 84%が「やりたいことがある」と回答した!

ものの、そのトップ5は以下のとおり。

  1. ダンス
  2. アイスホッケー(カナダで人気)
  3. スキー
  4. 読書
  5. 水泳

これらは職業の選択とはあまり関係がないですよね(笑)

実際は、

  • 調査結果の中で、仕事に関する「やりたいこと」は4%にも満たなかった!

とのこと。

まあ実際こんなもんですよね…

 

 

仕事に満足している人は半分もいない

あくまでアメリカでの調査ですが、

  • 2010年の時点で仕事に満足しているのはわずか45%!しかも1987年に61%を示して以来、着実に減っている!

となっています。

2019年現在ではもっと減っているんでしょうねえ。

 

ある人が自身の仕事を楽しめているかどうかは、職種だけでは判断できない

現在イエール大学の組織行動学の教授であるエイミー・レズネフスキーは、彼女が大学院生のときにおもしろい調査をしています。

 

まず、彼女の定義をご確認ください。

  • 【労働】生活費を稼ぐ手段
  • 【キャリア】より高度な仕事への道
  • 【天職】自分の人生、アイデンティティの一部

 

彼女はこの定義をもとに、大学の事務職員を調査。

おそらくですが、もともと「事務仕事をやりたい!」と心から思う人は少ないですよね。

しかし、結果としては

  • 事務仕事を【労働】【キャリア】【天職】と捉える大学事務職員は、それぞれ同じ程度いた!

だそうです。

また、自分の仕事を【天職】だと考える職員の最大の特徴は、その仕事に費やした年数だったとのこと。

ようするに、長く働き、スキルが上達すれば満足できる!ってことですね。

 

 

ではどうすればいいか?

上記の3つの事実を踏まえた上でどうすればいいのか。

 

著者によると、タイトルにあるとおり

今いる場所で突き抜けろ!

です(笑)

 

たとえごくふつうの会社で働いていたとしても、ずば抜けて貴重なスキルを身に付けていれば人が集まり、その後やりたいことができるそうな。

 

私の場合、「やりたいことはなんだろう…、好きなことなんだろう…」以外にも、「自分の得意なのはなんだろう…強みはなんだろう…」とか考え込んでしまうこともあります。

けど、今いる場所で突き抜ければ、必ず強みや得意なことは見つかっていますよね(笑)

 

 

結論

私なりのまとめになりますが、

 

とりあえず今の仕事を頑張る!

そんで突き抜ける!

そうすりゃ強みもやりたいこともわかる!

 

といったかんじですね。

 

 

良い感じにモチベーションが高まりました。