「愛の吊り橋効果」はドキドキの対象が美人じゃないと意味ないぞという無慈悲な実験
「愛の吊り橋効果」って皆さん聞いたことありますでしょうか?
一応説明しておくと、「相手に好意を抱くからドキドキするんじゃなくて、ドキドキするから相手に好意を抱くのでは?」という仮説を試した実験でして、実際に吊り橋を渡った後に女性を評価すると魅力が高まることがわかってます。
実際は「おばけ屋敷でのドキドキが相手への恋心だと勘違いする!」というネタが最も有名かと。
で、おもしろいのが「愛の吊り橋効果って美人じゃないと意味なくね?」ってのを試しているところなんですよね(笑)
1981年に行われたホワイトさんたちの研究で、男性を15秒または120秒走らせ、ドキドキさせたそうな。
もちろん120秒の方がドキドキは強いわけです。
その後、美人またはあまり美人ではない女性の自己紹介ビデオテープを見せたところ、
- よりドキドキした(120秒走った)場合、美人への評価は高まった!
- よりドキドキした(120秒走った)場合、あまり美人ではない女性への評価はむしろ下がった!
というとんでもない結果になったそうです…。
ドキドキが「好意」ではなく「イライラ」に帰属されてしまえばそうなるだろうなーって感じですね。
というわけで、愛の吊り橋効果は相手が美人じゃないと意味がないのでご注意を。
個人的に興味をもったのが、「美人とブスを用意するのは気の毒だ!差別だ!」という批判に備え、1人の女性をメイクなりファッションなりで魅力を調整してたってところですね。
実験のこういうところがなんか好きだなぁ。
【参考】