がんばらない

いつかPROにします

「やりたいこと」なんて見つからん!今の仕事を頑張れ!という本

 

「自分がやりたいことは何だろう…」

「好きなことを仕事にしたい!」

「好きだと思って取り組んでるけど、本当に好きなのか不安…」

 

そのように考える人、けっこういるんじゃないでしょうか。

 

私もよく考え込んでしまいます。

大学生になって選択肢が増え、就活が近づくにつれて「自分の好きなこと、やりたいこと」で迷いますよね。

 

私の場合かれこれ2~3年は考えたんですけど、なんせ好きなこと・やりたいことはなかなか見つからないし、これだ!と思っても自信がもてないんですよね(笑)

 

というわけで、カル・ニューポートさんの『今いる場所で突き抜けろ!』を読みました。

 

 

仕事の満足度に関する3つの事実

仕事に関する「やりたいこと」がある大学生はたった4%のみ!

2002年にカナダの心理学者ロバート・J・ヴァレランド率いる研究チームが大学生539人にアンケートを実施。

その結果、

  • 84%が「やりたいことがある」と回答した!

ものの、そのトップ5は以下のとおり。

  1. ダンス
  2. アイスホッケー(カナダで人気)
  3. スキー
  4. 読書
  5. 水泳

これらは職業の選択とはあまり関係がないですよね(笑)

実際は、

  • 調査結果の中で、仕事に関する「やりたいこと」は4%にも満たなかった!

とのこと。

まあ実際こんなもんですよね…

 

 

仕事に満足している人は半分もいない

あくまでアメリカでの調査ですが、

  • 2010年の時点で仕事に満足しているのはわずか45%!しかも1987年に61%を示して以来、着実に減っている!

となっています。

2019年現在ではもっと減っているんでしょうねえ。

 

ある人が自身の仕事を楽しめているかどうかは、職種だけでは判断できない

現在イエール大学の組織行動学の教授であるエイミー・レズネフスキーは、彼女が大学院生のときにおもしろい調査をしています。

 

まず、彼女の定義をご確認ください。

  • 【労働】生活費を稼ぐ手段
  • 【キャリア】より高度な仕事への道
  • 【天職】自分の人生、アイデンティティの一部

 

彼女はこの定義をもとに、大学の事務職員を調査。

おそらくですが、もともと「事務仕事をやりたい!」と心から思う人は少ないですよね。

しかし、結果としては

  • 事務仕事を【労働】【キャリア】【天職】と捉える大学事務職員は、それぞれ同じ程度いた!

だそうです。

また、自分の仕事を【天職】だと考える職員の最大の特徴は、その仕事に費やした年数だったとのこと。

ようするに、長く働き、スキルが上達すれば満足できる!ってことですね。

 

 

ではどうすればいいか?

上記の3つの事実を踏まえた上でどうすればいいのか。

 

著者によると、タイトルにあるとおり

今いる場所で突き抜けろ!

です(笑)

 

たとえごくふつうの会社で働いていたとしても、ずば抜けて貴重なスキルを身に付けていれば人が集まり、その後やりたいことができるそうな。

 

私の場合、「やりたいことはなんだろう…、好きなことなんだろう…」以外にも、「自分の得意なのはなんだろう…強みはなんだろう…」とか考え込んでしまうこともあります。

けど、今いる場所で突き抜ければ、必ず強みや得意なことは見つかっていますよね(笑)

 

 

結論

私なりのまとめになりますが、

 

とりあえず今の仕事を頑張る!

そんで突き抜ける!

そうすりゃ強みもやりたいこともわかる!

 

といったかんじですね。

 

 

良い感じにモチベーションが高まりました。