がんばらない

いつかPROにします

長期記憶に残すための2つのポイントは?

せっかく勉強するなら長期的に記憶に定着させたい!

とは誰もが思うんじゃないでしょうか?

というわけで今回は長期記憶についてです。

 

まず、脳の海馬の神経細胞にはLTP(長期増強)という性質があり、繰り返しの刺激により活性化します。これが記憶のメカニズムですね。

LTPを引き起こすには暗記などの刺激の回数を増やすことが大切ですな、もちろん少なければ効率が良いということですな。

 

そこで、効率を上げるには「興味」と「感情」がポイントになります。

勉強に限らず「興味」があるものは覚えが早いですし、大きな「感情」を伴った出来事は皆さん覚えてますよね。

 

 

ただそこで問題になるのが、「興味ない本読むときとかはどうすればいいの?」ってところですよね。

そういうときは、「関連付け」をすればいいんじゃないでしょうか。

具体的に言うと、以下の質問を自分に投げかけてみてください。

  • 「自分はなぜこの本を読むのだろうか」
  • 「この本について今の時点で知っていることはなんだろうか」
  • 「この著者は経歴からしてどんな内容を書きそうだろうか」

こういった質問によって、どうにかして自分と学ぶ対象(ここでいう本)の接点をつくるということです。

いわゆるメタ認知ってやつですな。

 

また、人間は同じ動物であるライオンから学べることもあります。

キーワードは「空腹」「歩行」「室温」の3つ。

言うまでもなく動物にとって食料の確保は生きる上でいちばん大切で、それが行われるのは「空腹」状態で「歩行」をしながらです。気温が低い冬なんかは食料確保に危機感を覚えるので、感情が動くという意味で「室温」も記憶の上で大切だそうで。

 

以上のことをまとめると、

  • 動物にとって、「興味」や、危険などの「感情」が動く出来事が記憶に定着する。
  • 動物がいちばん頭を働かせるのは「空腹」状態で「歩行」しているとき。「室温」は低めだといっそう頭が働く。

といった感じでしょうか。

 

さーて、お腹を空かしながら寒い中歩き回って勉強するか。

 

【参考】

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)